発症し易い部位|がんや自律神経失調症といった大きな病気を未然に防ぐ対策
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がんや自律神経失調症といった大きな病気を未然に防ぐ対策

発症し易い部位

医者

がんの転移は主に、血行性とリンパ行性の2種の経路によるものです。癌化していない通常の細胞は移動する能力を持っていませんが、癌細胞は、悪性度が高くなると、自身の形態を変化させ浸潤移動能を持つようになります。移動能を持った癌細胞は、血管やリンパ管中に入り込み、全身へと運ばれて行きます。運ばれた癌細胞が各臓器内に留まり、そこで増殖を始めることで、遠隔部に癌が形成されていきます。がんの種類によって、蓄積され易い部位が存在することがわかっています。大腸がんの場合、25〜30%に肝転移が起こります。これは大腸の血管の多くが、門脈を介して肝臓へ到達するためと考えられています。その他、肺、腹膜、脳などに移動し易い傾向が認められます。大腸がんが原発の場合で、他の臓器に転移した癌を転移性の癌と言い、大腸がんであれば大腸癌転移性肝癌と診断名が付きます。

肝臓に転移が認められた場合、切除可能であれば手術により切除するのが基本的な治療方針となります。切除不可は状態であれば局所療法や全身化学療法、もしくは対症療法が選択されます。肝切除を行った場合の5年生存率は35〜60%程度と言われています。しかし、転移の状態によっては手術が出来ないこともありますし、部分的な切除となる場合もあります。転移巣の数や大きさ、部位などを総合的に判断し、手術の可否や切除範囲が決定されます。また、大腸がんが初めて見つかった時点で、転移がすでに存在している場合は、原発巣を切除した後、改めて肝切除を行うのが一般的です。